ジャパンディとは|北欧と和を重ねる、静けさを整えるインテリアスタイル
インテリア好きな方なら、最近「ジャパンディ」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんね。とはいえ、「北欧風インテリアは知ってるけど、ジャパンディって何?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
ジャパンディとは、Japan(日本)とScandi(北欧)を掛け合わせた造語です。つまり、日本の“和”と北欧の“シンプル&機能美”を融合させた、ミニマルで温かみのある空間づくりが特徴のスタイルなのです。
ジャパンディの特徴
1. 余白を生かしたミニマルデザイン
まず、ジャパンディの最大の魅力は「余白を楽しむ美しさ」。日本の「間(ま)」や「余白(よはく)」を大切にし、必要以上に物を置かない空間づくりが基本です。スッキリと整った空間は、心にゆとりを生み出してくれます。
2. 木の温もりや自然素材
さらに、北欧家具に多いナチュラルウッドや、日本の無垢材、和紙、竹など、自然素材をふんだんに取り入れるのも特徴です。冷たさを感じさせないシンプルさが、ジャパンディ特有の落ち着きを演出してくれます。
3. 落ち着いた色使い
次に大切なのが色使い。ベージュやグレー、生成りといったニュートラルカラーをベースに、深緑やチャコールグレーなどの落ち着いたカラーをアクセントに取り入れます。派手さを抑えた自然と調和する色が、心地よい空間を作り上げてくれるでしょう。
4. 機能美を重視した家具選び
もちろん、見た目だけではありません。使いやすさや心地よさも大切にするのがジャパンディスタイル。無印良品やIKEAのようなシンプルで機能的な家具は、まさにジャパンディの理想形と言えるでしょう。
ジャパンディが今注目される理由
コロナ禍で増えた在宅時間。そんな中、「家をもっと心地よく整えたい」と感じた方も多いはずです。そこで注目されたのが“スッキリと整った空間で心をリセットできる”ジャパンディスタイル。
また、北欧と日本には共通点も多く、シンプル・自然・余白を大切にする文化が違和感なく融合します。そのため、懐かしさと新しさの両方を感じられるのも魅力です。
ジャパンディはこんな方におすすめ
- 物を減らしてスッキリ暮らしたい方
- 自然素材やナチュラルカラーが好きな方
- 北欧や和、どちらかに偏らずバランスを楽しみたい方
- 無印良品やIKEAが好きな方
- 「映える」よりも落ち着きや心地よさを求める方
ジャパンディを取り入れる5つのコツ
- 家具や雑貨を“引き算”で選ぶ
- 木目や自然素材を意識する
- 余白を残して物を置きすぎない
- 温かみのある照明を選ぶ
- 色数を絞り、落ち着いたトーンでまとめる
まとめ|あなたの暮らしに、ジャパンディという選択を
「ジャパンディ」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれませんが、実は“ちょっと物を減らして、色や素材を揃えるだけ”でも始められる、とても身近なスタイルです。
家具を買い替える必要はありません。クッションカバーを変えるだけ、照明を変えるだけでも、気軽にジャパンディを取り入れることができます。
ぜひ、あなたの暮らしにも「静けさを整える」というジャパンディスタイルを取り入れてみてください。

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